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お守りとしての印鑑
お正月に神社にお参りに行った際に頂く、お札にも印鑑が押されていることをご存知ですか?印鑑には、身代わり、分身という意味合いがあります。神様が御神体として印に宿り、お札に押印されることでお守り頂けるということです。文字には「神璽(しんじ)」と書かれています。神様のしるしという意味です。私たちが普段使う印鑑も、書面で押印すれば、その場にいなくても紙面上ではずっと生き続けることになります。このように、印鑑には身代わり、お守りとしての意味が日本の中で残ってきたとも言われます。印鑑を押す行為には慎重さが伴い、緊張するのは、こうした日本独自の歴史文化慣習が古来より蓄積され、現在でも残り続けているからです。
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